ZX-25R JP250仕様 MAPPING

ZX-25R JP250仕様 MAPPING
2021/3/10 ZX-25R 晴れ 気温15.5° 気圧1020hp

今回もJP250参戦予定の車両オーナー様より引き続きのご依頼頂き車両セットアップをお手伝いさせて頂きます。前回同様モトラボEJ様にもご協力願い濃密なセットアップを目指します。
先月のテストは車両ノーマル状態でのパワートロニック動作確認と同梱MAP チェックがメインでしたが、今回はJP250仕様で実践に向けたセットアップとなります。


JP250仕様への変更点はマフラー(BEET JAPAN)2次エアーキャンセル ストック O2キャンセル等々。
これら仕様変更に伴って燃料調整が必要となる箇所を洗い出します、勿論調整ユニットはパワートロニック 基本ベースMAPとして前回のNo.1map(燃料同梱map.点火進角補正版)を詰めて行きます。


① 2021/2/22 スタンダード
② 2021/3/10 テスト前半
③ 当日最終と前半の比較

まず①の2月結果を参考に6000rpm辺りから14000rpm辺りまでA/Fを確認しながら燃料調整。
②のグラフまで到達、しかしここからA/F確認しながら燃料増減させるもなぜか値が安定せず乱高下、時には入力した数値とは逆に不可解なA/F値が検出されるも ③赤ライン最終形にどうにか到達。
結果的に 計測グラフ低回転からの小さな谷も消え BEET JAPANフルエキの素性の良さが際立ちます。
出力的には40PS辺りで今回は終了としましたが実際にはまだ余力がありそうです。




今回シャーシを回した感想は パワートロニックの燃料増減による変化がとらえやすい一方、まだまだZX-25R 深部の素顔が見えてこないことから操作調整への背反を感じました。
測定途中のA/F値乱高下についても状況で補正が働いたり、フラバイによるアクセルギミックもあるようで今後もZX-25Rについて色々な視点での考察が必要ですね。

BEET JAPAN NASSERT Evolution
Yss MR-Serise ZX-25R

とは言えは開幕が間近となったJP250 早急にやらなければならない項目が山積。今回作成したMAPを実走調整し、足回りセットも含め車両能力を少しでも引き出すセットを探求しなければなりません。

ただ焦りは禁物 新たに装着された美しいパーツを眺めながら玉響心落ち着かせますかね。

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